Case 27

Case 27

Upper All-on-4 ザイゴマインプラント
Lower All-on-4
Age 60代後半
Gender 女性
Chronic Illness 睡眠時無呼吸症候群
treatment fee ¥5,579,200(モニター割適用)

 

症例詳細の紹介


 

背景

上顎の前歯が外れ、今まで通っていた歯科医院にて治療したが、その後歯ぐきが腫れ切開治療をした。その後も隣の歯まで歯ぐきが腫れてきた為、担当医に相談したがレントゲンを撮影することなく様子をみましょうと言われる始末だった。その治療に不安感を覚え、違う歯科医院をインターネットでさがしたところ、おおたわ歯科医院にたどり着いた。当患者は、当院を受診し、オールオン4治療について話を詳しく聞き、自身にとって一番よい治療は何かを自問自答された。オールオン4はすべての歯を生まれ変わらせられるが、すべての歯を抜歯しなくてはならない。上下ともまとめて自分の歯を失うことが不安であった為、まずは上顎のみオールオン4治療を希望。今まで自分の歯を他人に見せることがコンプレックスだった歯が、1日で劇的に変わりとても感激だった。審美面も体力的にもあまり負担が無かった為、患者様のご希望で3か月後に下顎もオールオン4治療することになった。

 

インプラント詳細

上顎の残存歯ならびに残根を抜去後、12, 22の位置にそれぞれオールオン4インプラントを0度垂直埋入。15, 25の位置にそれぞれザイゴマインプラントを45度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。全てのポジションでかなり良好な初期固定を獲得した。それぞれのアクセスホールも良好な位置に設定することができた。

3か月後に下顎の オールオン4 を施術した。残存歯を抜歯後に形状を整え、45, 42, 32, 35の位置にそれぞれオールオン4インプラントを埋入。前方は0度垂直埋入、後方2本は30度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。

上部構造詳細 

上下顎ともにHTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA2。歯型 Anatoly oval。


著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • ALLON4 ZYGOMA CLINIC開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事
  • ZAGA CENTERS所属 認定専門医

専門

  • オールオンフォーザイゴマインプラント
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

深刻ではない

非常に深刻

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