Case 41

症例詳細の紹介

背景

患者談。福岡市内より来院。他院で製作した上顎の総入れ歯を使用していたが、食事をしているときに入れ歯が割れてしまった。入れ歯を再製作するか違う治療をするか迷っていたところ、家族の紹介でおおたわ歯科医院を紹介された。長い間入れ歯を使用していたため、下顎の前歯は上方に突きあがり噛み合わせが悪く、まともに食事が出来なかった。院長に口腔内の悩みを相談したところ、オールオン４の治療を紹介され治療計画をひとつひとつ確認をした。上顎骨が少ない為、４本のザイゴマインプラントで施術するオールオン4の提案を受けた。口腔内の状況が改善されるならと、その提案を受けることにした。

インプラント詳細

上顎骨の形状を整え、12,22の位置にザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。15, 25 の位置にザイゴマインプラントを60度傾斜埋入。下顎は残存歯を抜歯後に形状を整え、45, 42, 32, 35の位置にそれぞれオールオン4インプラントを埋入。 42, 32の位置に、0度垂直埋入、45, 35の位置に17度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション（審美的な仮歯）を装着した。

上部構造詳細 

上下顎はUTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA1。